成功事例1:卵パックのリサイクル

当社ではCOOPの組合員の方々から回収した使用済みペットボトルや卵パックを使用し、卵パックに戻しています。
一見、簡単のように思えますが、卵パックを再生するには様々な工夫が必要でした。

■洗浄の必要性
回収された卵パックはキレイに見えますが、実は結構汚れています。洗浄をしないで単純に粉砕した場合は溶かしてシートを製造するときに、汚れが分解してシートを薄汚れた色に着色させてしまいます。

■分別の必要性
洗浄をしただけでは、リサイクル原料として使用することは出来ません。
プラスチックラベル、紙ラベルが貼られているパックが多数混じっているからです。
輪ゴムで数枚を結束しており、輪ゴムの除去も必要です。
最近の卵パックは粘着テープでパックを閉じていますが、その粘着テープが部分的にパックに付着しています。赤色のパックを透明パックから分別もしなければなりません。

単純に粉砕しただけでは、リサイクルすることは出来ません。
当社では元の卵パックに戻す為に必要な水を使った洗浄とPET樹脂と異物(プラスチックラベル、テープ、輪ゴムなど)を選別できるシステムを構築して卵パックを元の卵パックに使える仕組みを、やっと 仕上げることが出来ました。

 

成功事例2:不織布のリサイクル

身近にある「風邪・花粉症用」のマスクや「オムツ」等の生理用品に、幅広く使用されている不織布の多くにはポリエステル繊維が使用されています。不織布のメーカーでは製造時に一定のロスが出てしまいます。このロス分について、再利用をすることが可能にしました。

■問題点
不織布は非常に軽く、資源の節約をしている優れた製品です。
しかし製造工程が複雑な為、一定の比率で不良品が発生してしまいます。
メーカーで生産された不織布は幅が6メートルの長尺ロールに巻き取られています。
不織布の不良品も、幅が非常に広い為、粉砕機で一時に粉砕することは困難です。
仮に無理やりに粉砕してもかさ比重が0.1以下になってしまい実務的な取り扱いが出来ませんでした。

■改善点
当社は、特殊なリサイクルシステムを構築いたしました。
長尺ロールに巻き取られている不良ロールを前処理(粉砕工程)を経る事なく、直接押出機に投入して、溶融し、細かなフィルターで異物を除去したうえでペレットを製造する事に成功いたしました。

このようにして今までは単純に産業廃棄物処理されていた、不良品をキレイなペレットに戻し不織布メーカーが再利用をすることが可能にしました。